
井上雅彦
小説家。1960年、東京生れ。1983年、星新一ショートショートコンテスト優秀作受賞をきっかけに作家デビュー。受賞作「よけいなものが」を収録した第一短編集『異形博覧会』で注目される。21世紀の幻想と怪奇を創作テーマに、『夜会 吸血鬼作品集』、『四角い魔術師』などの短篇集(ショートショートを多く含む)、『夜の欧羅巴』などのダークファンタジー、『ファーブル君の妖精図鑑』などの幻想ミステリなど、さまざまなジャンルに渡って、ファンタスティックな作品を執筆。短篇小説の復権を目指して自ら企画・創刊したオリジナル・アンソロジー叢書《異形コレクション》の監修で、1998年に第19回・日本SF大賞特別賞を受賞。同シリーズは2024年に最新刊の第58巻を刊行し、現在も継続中。